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三徳山(みとくさん・標高900m)はラジウム温泉で有名な鳥取県三朝(みささ)町にあります。山全体の自然空間、建物は国の史跡名勝に指定されています。
麓から山腹に広がる天台宗の古刹、三佛寺は、山岳仏教の霊場として平安から鎌倉時代にかけて栄華を極め、今も多くの山岳寺院建築が残っています。
梵鐘(ぼんしょう)の銘を1680(延宝8)年に写した寺伝などによると、706(慶雲3)年に役行者が修験場として開き、849(嘉祥二)年には天台座主の慈覚大師円仁が三佛寺を建て、釈迦(しゃか)・弥陀(みだ)・大日の三仏を安置したという。
標高470mにある投入堂(なげいれどう)は、断崖絶壁の岩窟にはめ込まれたように建てられた平安時代の古建築・懸造(かけづくり、舞台造)で、本尊の木造蔵王権現立像と木造十一面観音立像など八体が国の重要文化財です。その昔、役小角(えんのおづね)が法力で投げ入れて造ったという伝説がその名の由来です。
1934(昭和9)年、周辺を含む240ヘクタールが山岳仏教遺跡として国史跡・名勝に指定されています。納経堂や地蔵堂、文珠堂なども国重文になっています。
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